社長ブログ
2015.07.11
「ユーザー」がシステムを作る意味とは?
こんにちは。オフィス・イーユーシーの池本です。
今回は、「ユーザー」がシステムを作る意味とは何か?について書きます。
まず、「ユーザー」の定義ですが、システム関係者がよく使う言い方ですが、「システムを使う人」のことを指します。弊社の社名のイーユーシー(EUC)は、End User Computingからきていますが、ここでもユーザーという言葉を使っています。
では、このユーザーがシステムを作るとはどういったことでしょうか?
少し言い方を変えると「ユーザーが自社内のITシステムを開発する」ということです。
ここで、「自分たちでITシステムを作れるはずないじゃないか!?」と思われた方もいらっしゃると思いますが、このことは後でご説明しますので、先に、ユーザーがシステムを作る利点について書きます。
外部業者に依頼する場合に比べて、ユーザーがシステムを作る利点はだいたい次のようなことです。
1.システム開発費用を大幅に減らすことができる。
2.早くシステムを開発できる。(業者に発注するまでの手間と時間を短縮できる。)
3.柔軟にシステムの変更ができる。
もちろん、すべての状況でこれらのことが当てはまる訳ではありません。場合によっては外部業者に頼んだ方がよいこともあります。
システム部門を自社内にお持ちの会社は、上記のような利点を享受するために、社内システムは内製(自社で開発すること)したり、自社で開発しきれない規模のシステムは外注したりして対応しています。
では、自社内にシステム部門を持たない、あるいは、IT専門家がいないという会社では「ユーザー」がシステムを作ることは無理なのでしょうか?
ここで、「自分たちでITシステムを作れるはずないじゃないか!?」と思われた方の疑問に対する説明をします。
ご安心ください。「ユーザー」がシステムを作ることが可能な方法があるのです。
システム開発の一番の壁は、「プログラミング」です。確かに、「ユーザー」が最初から「プログラミング言語」を覚えてシステムを開発するとしたら、それは大変難しいことですが、「ユーザー」でも簡単にシステムを作ることができるツールがあれば、その問題は解決できます。
それが「FileMaker」というツールなのです。
FileMakerを使うと、IT初心者でも簡単にデータベースを使ったシステムを作ることができるのです。WordやExcelができるぐらいの方であれば、画面や帳票を作ったり、処理を自動化するロジックを作ったりできるのです。
私がFileMaker Proに出会った時、FileMakerを使うと、プログラミングを知らない「ユーザー」でもIT専門家がプログラミング言語を駆使してシステムを開発するのと同等のシステムを開発できる!と感動を覚えたほどでした。
最後に、「ユーザー」がシステムを作る時の注意点をお伝えします。
比較的小規模なシステム開発であれば、IT初心者でも可能ですが、規模が大きくなってくると、さすがにシステム的なことをしっかりと理解していないと難しいです。その場合は、IT専門家に相談することをお勧めします。
「ユーザー」ではシステムを作ることはできないと諦めないでください!道は必ずあります!
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