社長ブログ

月別アーカイブ

2015.11.29

ホームページの運用をどう考えるか?

 オフィス・イーユーシーの池本です。
今回のテーマは、「ホームページの運用をどう考えるか?」というテーマで書きます。

このブログをご覧になっている皆様は、自社のホームページはお持ちでしょうか?
自社のHP(ホームページ)の保有状況は、なんと85%を超えている状況※です。
さらに、社員数51人以上の会社では、97.1%が保有しているそうです。

※東京都労働産業局商工部の平成24年度 中小企業の宣伝・広報活動に関する実態調査より

殆どの会社がHPを保有している状況ですが、その目的※のトップ10を見ると次のようになっています。

1 製品・サービス等のPR(67.2%)
2 企業情報の発信(45.3%)
3 受注・販売・営業用ツール(31.3%)
4 社会的信用力の確保(31.1%)
5 得意先へのPR(29.7%)
6 企業知名度の向上(28.2%)
7 採用・求人(25.3%)
8 企業ブランド作り(16.4%)
9 社員のモチベーション向上(6.5%)
10 オンラインショップ(5.7%)

やはり、上位は、製品やサービスの宣伝や自社の取り組みの宣伝ということがわかります。
言い換えれば、販売ツールのひとつとして位置づけていると言えるでしょう。

では、HPの更新頻度※はどうなのかをみてみましょう。

1 数ヶ月に1度(39%)
2 ほとんど更新しない(37.9%)
3 1ヶ月に1度(14.9%)
4 1週間で1度以上(7.4%)

販売ツールのひとつとして位置付けているにも拘わらず、意外と更新していない会社が多いのが気になります。
満足度を見ると、半数の会社が「満足していない/改善の余地が大きい」と考えています。

ニワトリが先かタマゴが先かはわかりませんが、HPを開設したのはよいけれど、思ったような効果が出なかったので、更新の頻度が少ないのではないかと私は推測しています。

「東京都労働産業局商工部の平成24年度 中小企業の宣伝・広報活動に関する実態調査」の中では、実績が多くある企業ほど、HPの更新頻度が高い傾向があるとのデータがあります。
つまり、HPを地道にコツコツと更新している会社は効果がでているということなのです。

HPはただ作っただけではダメで、SEO対策を含め、自社の商品・サービス、自社の取り組みなどを頻繁に発信していくことで本来の目的のセールスツールとして機能してくれるということを認識しておくべきです。

HPで効果がないとあまり更新をされていない会社の皆様、「石の上にも三年」という故事もあります。
地道にHPで発信していくことをお勧めします。

Tweet

2015.11.09

小さな会社のセキュリティ対策

こんにちは、オフィス・イーユーシーの池本です。
今回は、「小さな会社のセキュリティ対策」というテーマで書きたいと思います。

最近は、毎日のように「情報漏えい」のことがニュースになっています。しかも、セキュリティ対策にかなりの予算と時間をかけている筈の大企業からの情報漏えいです。

企業規模に拘わらず、セキュリティ対策は重要です。なぜなら、自社の情報だけでなく、顧客の情報などが流出したら、その会社の信用度はかなりのダメージを受けるからです。

さて、では小さな会社はどのようなセキュリティ対策をしているでしょうか?大手の企業で一般的に実施されているセキュリティ対策を以下に列挙するので、自社で取られている対策を確認してみてください。
☑ウィルス対策ソフトの導入
☑OSのセキュリティ・パッチの適用(Windows Updateなど)
☑PCのユーザアクセス権限管理(個別パスワード管理)
☑デバイス管理(USBメモリなどの外部記憶装置の制限)
☑PCの離籍時のパスワード設定
☑ネットワーク接続機器の制限
☑入室カードによる管理
☑警備員による入館チェック
☑PCのシンクライアント化(端末化)
☑サーバログ解析による異常アクセスチェック
☑カメラ付ケータイやカメラの持ち込み制限
☑セキュリティ・ポリシーの策定
☑ノートPCの施錠管理
☑保存ファイルの暗号化
☑通信の暗号化
☑不要な紙情報のシュレッダーによる破砕
☑ロッカーや机の施錠
☑社員へのセキュリティ教育

さて、いかがでしたでしょうか?コストがかかると言う理由で実施されていないこともあると思いますが、簡単にできる事でも実施されていないこともあるのではないでしょうか?(例えば、机の施錠など)

セキュリティ管理を厳しくしすぎると業務に支障が出たりすることもあるので、どこまでやるかはケース・バイ・ケースで判断すべきだと思います。

私がこの中で最も大事だと思うのは、「社員のセキュリティ教育」だと思います。

もちろん、ハードやソフトのセキュリティ対策も大事ですが、ハッカーが技術を駆使してセキュリティ対策が破られてしまったら仕方がないと諦めるしかないでしょう。
それよりも、「情報漏えい」の多くは人が意図的、あるいは、不注意で引き起こしていますので、セキュリティ・リスクがどのようなことを引き起こすかを十分に意識するような教育の徹底が必要なのです。

すべては、「人」なのだという原点を忘れないことがセキュリティ対策のポイントです。
小さな会社であればあるほど、「社員のセキュリティ教育」は重要ですので、しっかりと実施することをお勧めします。

Tweet