社長ブログ

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2016.04.29

創業時に必要なIT環境

 こんにちは、オフィス・イーユーシーの池本です。
今回のテーマは、「創業時に必要なIT環境」についてです。これから創業される皆様のご参考になれば幸いです。
創業時は、なるべく低予算で、必要最小限でということで、予算計画をたてると思いますので、その視点で書きます。

1.パソコン(PC)
 事務処理用に最低1台は必要です。(業態によってはさらに必要です。)
事務処理ということであれば、やはりWindowsの搭載されたPCがよいのではないでしょうか。
あまりスペックが低いPCだとあとあと苦労するので、ハードディスクやメモリ容量は多めのものを選んだ方がよいでしょう。

2.ブロードバンド回線
 インターネットから各種情報を検索したり、メールの送受信をするのに必要です。事務所の地域によって、選べる回線業者は違うのでパソコンを購入する時に販売店の人に聞いてみてください。それにパソコンと回線契約をセットにすると、大幅値引きがあったりするのでパソコンの購入と絡めて考えてもよいでしょう。

3.スマホ/タブレット
 ビジネスではガラケーよりもスマホの方が圧倒的にツールとして優れています。電話の機能だけでなく、外出時にメールやスケジュールの確認ができたり、特定のアプリを使えます。iPhoneにするかAndroidにするかは、使いたいアプリで変わってきます。

4.業務アプリケーション
 文書作成で、オフィス系のソフト(WordやExcel)は必須です。また、会計、請求書や見積書の発行も必要になるので、
専用パッケージの導入を検討しましょう。Excelなどで作れないこともないですが、手間を考えたら、専用パッケージがよいでしょう。

5.複合機(コピー&プリンター&スキャナー等)
 ADF(オートドキュメントフィーダ)付きのモデルをお勧めします。1枚ずつ原稿をセットするのではなく、自動で用紙を送ってくれます。

6.社内LAN環境
 配線のことを考えると、無線LANにした方がよいでしょう。最近の無線ルータも初心者でも簡単にセットアップできるようになっています。それでも難しいと考える方は、有線でもよいでしょう。その場合は、HUBというLANケーブルを繋ぐ装置が必要です。

7.クラウドサービス
 次のサービスがお勧めです。
 ・Dropbox=クラウド上のファイル共有サービスです。
 ・Gmail=GoogleのWebメールサービスです。
 ・Google Calender=GoogleのCalenderサービスです。

8.ホームページ
 個人事業でも法人でもマーケティングツールとして、ホームページは必須です。無料のホームページサービスも存在しますが、やはりマーケテイングツールとして考えた場合、専用のドメインを取得した方がよいでしょう。
ただ、最初から製作費に大きな金額をかけるのは難しいでしょうから、初期製作費が0円~安価なサービスを利用するのもよいでしょう。※
※弊社のBiz+(びずたす)のお手軽プランは初期製作費0円

上記は、必要最低限のIT環境です。さらに、ビジネスを積極的に活性化するために、FileMakerなどのデータベースソフトを導入して顧客データベースの構築・活用するとよいでしょう。

2016.04.08

経営者がしてはならないITに関する行動

 オフィス・イーユーシーの池本です。
今回は「経営者がしてはならないITに関する行動」というテーマで書きたいと思います。(あくまで私見です・・・)

当たり前ですが、経営者は企業の進むべき方向を決定する立場にあります。
したがって、経営者の行動は企業発展の上昇or下降を左右します。
一方で、いまやITなしでは経営は成り立たないと言われています。それほど、企業運営と密接に関係がある大事な施策なのです。
その経営者がITに関して間違った行動をとったら、企業経営も間違った方向に行ってしまうことになりますね。

以下に「経営者のITに関して問題だと思われる行動」を書きだしてみました。

【ITは一切使わない。】
 まさか、こんな経営者はいないと思いますが・・・(汗) ご自分がPCをさわる必要はないですが、社内でITは必要です。

【ITに関することは、すべて業者に丸投げをする。
 IT業者にとって良いカモ、(いや失礼)上得意先ですね・・・ やはり、経営者が主体的にIT計画策定に関わるべきです。

【IT開発に関するプロジェクトは、IT部門主導で進める。】
 プロジェクトリーダーはITを使う部門がなるべきですね。IT部門は、あくまでプロジェクトの目的をITを使って実現する立場です。

【IT導入は、ITオタクの社員に任せる。】
 そのITオタクの社員は、経営を本当に理解していますか?経営者の立場でITを考えられなければだめですね。
 友人のIT会社の(経営者でない)人に相談しても同じです。

【IT予算をむやみに増やすor減らす。】
 IT予算は、何のための予算か理由を明確にして増額or減額すべきです。経営施策のために必要か否かです。

【IT人材を育成しない。】
 IT人材は、すぐには育成できません。ITの重要性を考えたら、社内のIT人材の育成は必須です。

まだ、他にもあるでしょうが、ここで明確にしておきたいのは、「経営者は積極的にITに関わるべき」ということです。
企業の浮き沈みを左右するITに消極ということは、厳しい言い方をすると、経営を放棄していることと同義だと言えるでしょう。

もし、上に記述した行動で、ひとつでも思い当たる行動がありましたら、ぜひ、よく考えていただき、ITに積極的に関わっていただけたら幸いです。