社長ブログ
2014.08.30
ITスキルの必要性
現代では、会社員の必要なスキルのひとつにITスキルが挙げられます。
私が考えるITスキルというのは、単にエクセルやワードでドキュメントを作成する能力ではありません。
ひとことで言えば、「ITを活用してビジネスを活性化する能力」です。
どういうことを指すかというと、まずビジネス、あるいは自分の業務で何か課題があり、それをITというツールを使って解決するということです。
例で言うと、こんな感じです。
社長室のAさんは、ある日、社長から、「顧客満足度を向上しろ」という課題を与えられました。先日、実施した顧客満足度のアンケートの集計結果で、顧客満足度の評価が少し低かったのです。
先日のアンケートは、マーケティング会社に頼んで、データもエクセルで受け取っています。
Aさんは、ITのことが大の苦手で、紙の集計レポートとエクセルの膨大なデータを見て頭を抱えてしまいました。
「顧客満足度を上げるといっても、現状をいろいろな角度から分析しないと、どんな手を打てばよいかもわからないじゃないか・・・でも、どうしたら現状をもっと分析できるんだろう・・・?」
Aさんが頭を抱えているそばを、今年の新人のBさんが通りかかりました。
「Aさん、深刻そうな顔をしてどうしたんですか?」とBさんがAさんに声をかけました。
「あぁ、B君。実は、顧客満足度のアンケート結果のデータがエクセルにあるんだけど、どうやったらいろいろな角度からデータを分析できるのか頭を悩ませているんだ・・・」とAさん。
「Aさん、エクセルにデータがあるなら、エクセルのピボットテーブルという機能を使うと簡単ですよ!」
B君は笑顔で、AさんのPCで表示されているエクセルのデータをささっと操作して、あっと言するしかないう間に一つの票を作り上げました。
「データの項目をこうやって、入れ替えれば、ほら、年齢別とか男女別に簡単に見方が変えられるでしょ。」
B君は、Aさんに操作方法を丁寧に教えてくれました。
Aさんは分析した結果をもとに、顧客満足度を向上する方策を実施して、見事社長の期待に応えたそうです。
Aさんはそのこと以降、B君をITの師匠としてITのことを勉強するようになったようです。
めでたし、めでたし (^◇^)
Aさんは、たまたま新人のB君がITに詳しかったので助かりましたが、まわりにB君のような人がいなかったらどうでしょう?
膨大な時間をかけて手作業でデータ集計したり、コストをかけて外部のサービスを頼んだりすることになるのです。余計な人手やコストがかかってしまいますね。
ITスキルを持った人材を増やすことで、人手やコストを節約できるだけでなく、ビジネスに大切なスピードに対応できるのですね。
ITスキルの必要性とITスキルをもった人材の養成がビジネスにとって大切だとご理解いただけたら幸いです。