社長ブログ
2016.02.10
日本のIT投資マインド
オフィス・イーユーシーの池本です。
今回は、日本のIT投資マインドについて解説したいと思います。
少し古い数字ですが、ガートナーの2008年の「IT投資動向報告書2008」によると、日本のIT投資マインドランキングは、調査17ヶ国中17位!?
なんと、最下位なのです・・・日本人として、愕然とする結果です。
ちなみに、そのランキング(一部)は次のとおりです。
1 インド 2 米国 3 オーストラリア 4 中国 5 ポーランド 6 カナダ ・・・・ 15 シンガポール 16 イタリア 17 日本
日本の経営者は、ITへの新規投資、戦略投資への意欲が世界に比べて低いという結果だそうです・・・
また、ガートナーの同調査によると、「日米のIT投資によって期待する効果・目的の日米比較」では、、米国は「顧客満足度の向上」、「競争優位の獲得」、「売上増加」、「新規顧客獲得」という「攻めの投資」が高く、日本は、「業務コストの削減」、「業務プロセスの効率化」、「ペーパーレス」などの「守りの投資」が高いという傾向となっています。
このことで見えてくるのは、自社のビジネスの発展にIT投資は欠かせない重要な位置づけでITを積極的に使う米国の経営者と
あくまで補助的な位置づけでITを消極的に使う日本の経営者という姿ではないでしょうか?
ガートナーのこの調査結果は2008年のものですから、今とは少しIT環境が違う気がします。
この当時に比べて、今はクラウドなど、低コストでITを活用できる環境があるからです。
しかし、残念ながら、日本の経営者のITに消極的なITマインドはそれほど変わっていないように思われます・・・
それほどコストをかけなくとも、ITを積極的に活用する環境がそろっています。
あとは、積極的にITを活用しようという日本の経営者のITマインドの変化だけです!
さぁ、今からでも遅くありません。ITを積極的に経営に活用しようではありませんか?