社長ブログ
2016.03.16
人工知能がもたらす未来
オフィス・イーユーシーの池本です。
先日、人工知能コンピュータ囲碁ソフト「AlphaGo」と韓国トップの囲碁棋士の対決があり、
5局中4局をコンピュータが勝利したということが話題になりましたね。
今回は、人工知能(AI)がもたらす未来について考えてみたいと思います。
冒頭の話でも分かるように、人工知能が加速度的に進化しています。
これは、近年のコンピュータの性能が飛躍的に向上して、ディープ・ラーニングという概念が実現できるようになったからだといわれています。
簡単にいうと、最初に正解のパターンを教えてあげると、後はコンピュータが自己学習して正解を導くというものです。
Googleは2012年、猫の画像を自動で認識することに成功しました。猫の特徴を最初に教えてあげると、
あとはコンピュータが大量の画像から自動学習して、猫というものはこういうものだと認識することができたのです。
このように画像パターンや音声パターンを自動認識できるようになって、人間の好み(必要とするもの)がわかるようになったのですね。
だから、人間との音声による会話もできるのです。
さて、ここまで進化してきた人工知能がもたらす未来とはどういうものでしょう。
もう、実用化されている人工知能を使ったサービスは、「みずほ銀行のコールセンター業務」が有名ですが、
他にもたくさんあります。ロボット受付を採用したホテルや介護見守りサービスなどもあります。
iPhoneのSiriやソフトバンクのPepperもバックエンドで人工知能に繋がっています。
医療分野でも大規模なデータベースから治療法を即時に探し出すことやヒットしそうな曲を判定することにも使えるようです。
意外と身近でも知らないところで人工知能の技術が生活に入ってきているかもしれません。
こうやって、人工知能は、我々人間の生活を便利にサポートしてくれるわけですが、人間の仕事を奪っていくことになるともいわれています。
近い未来に、例えば、次の職業などは人工知能+ロボットにとって代わられるのではないでしょうか。
・税理士や弁護士などの士業
・各種コンサルタント
・工場のワーカー
・銀行などの窓口業務
・各種トレーナー
・IT技術者
もちろん、(人間が)人間らしさを求められる仕事は残っていくと思いますが、それ以外の仕事は消えていく運命にあるのかも知れません。
いずれにしても、人間が選ぶ未来です。幸せな未来になるといいですね。